「レーザー」とは、一言でいうと、非常に高いエネルギーをもった人工の光です。特定の装置によって、同じ波長の光を集め、その原子を無数に同時に発生させたものです。同じ波長なのでレーザーは1つの方向にまとまって進みます。方向が一定しているので、かなり遠距離まで拡散せずに届きます。レーザーの特徴は、まず単色であるということ。そして、すべての光が平行で同じ方向を向いているということです。集光性にすぐれているため、レンズによって目標を一点に絞ることもできます。太陽光線などよりはるかに絞りこまれているため、エネルギー密度が大変高くなくります。連続波のレーザー光線を人間の体に照射すると、熱を発生して、組織を加熱、凝固、炭化、気化、蒸散させます。こうした力を利用して、レーザーはさまざまなものに利用されているのです。手術の際にメスの代わりに使われている「レーザーメス」をご存じだと思います。レーザーメスを使うと、切った断面が熱で凝固するため、出血を最小限に止めることができます。手術用のレーザーメスは、今や医療の現場ではなくてはならないものとなりました。脳外科などの手術には、血液を瞬間的に凝固させるレーザーメスが欠かせません。止血しながら手術ができるため、口腔内などでもレーザーメスが活躍しています。今ではレーザーによる脱毛が主流になってきました。