以前ならば、経理やプログラミングなどは、もともとさほど社交的でない人が選ばれるというイメージがありました。それは、「本人の性格が暗い」というわけではなくて、「人と会うのが嫌だ、面倒くさい」という人が希望することが多い職種だったのです。ところが、最近は経理などでも、社内で折衝しなければならないことが増えていて、「明るい性格で、感じのいい人がほしい」というケースが増えているのです。実際、経理の求人で、経理職歴は十分すぎるほどあるというのに、面接で落ちてしまっているというケースが少なくありません。内勤の方でさえ、コミュニケーション能力を求められる時代になっているのですから、ましてや営業ともなれば、相当にこの能力に長けていなければ、内定を勝ち取ることはできません。私が大学に招かれて就職のための講演をさせていただいた時には、「就職のために資格をとるというのも悪くはありませんが、まずは、資格をとるよりはコミュニケーション能力を磨きましょう」とお話しています。
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コミュニケーション能力といっても、マナーや心理学を学ぶということではなく、まず、清潔な身だしなみを心がけ、きちんと挨拶をするということがとても大切なのだというお話をさせていただいています。なぜ、このような小学生にいうようなことを申し上げるかというと、最近よく、企業の社長から聞かされるのが、「十五年ほど前なら、十人面接に来て、挨拶ができない人が来たら、即座に落としたものです。けれども、今、それをやってしまうと、全員落としてしまうことになるのです。それくらいコミュニケーション能力がないのですよ」とおっしゃるのです。中途採用の場合は、そこまでコミュニケーション能力が低い方はいらっしゃらないと思うのですが、心あたりのあるような方は、おそらく会社の中で浮いてしまっていたと思いますから、いくらキャリアや能力に自信があっても、転職は難しいと考えていただいたほうがよいと思います。転職活動には、転職情報サイトを使う技術者が多いようです。