最近は銀行、証券会社などが外貨預金やFX、株式投資信託、仕組預金などの利用者に、取引額に応じて現金を戻す「キャッシュバック」というサービスを行なうケースが目立っています。金利が極限まで引き下げられている現状では、金利の上乗せサービスをしてもあまり魅力的な金利を提供することができないため、手っ取り早く「キャッシュバック」という方法によって、投資家の関心を引きつけようというのが、その狙いです。しかし、これは言うまでもないことですが、銀行や証券会社などにとっては、エビで鯛を釣る作戦です。銀行や証券会社にとっては、高い手数料を稼ぐことのできるそれらの商品を販売することができれば、1000円や2000円程度のキャッシュバックを行なっても、十分に採算が取れる、というわけです。投資家の中には、1000円、2000円の現金をもらえるのであれば、これを機会に外貨預金やFX、株式投資信託などに投資してみようか、という気になる人たちもいるようです。以前から一度やってみたいと思っていた金融商品に、キャッシュバックサービスを機会に手を出してみる、というのなら悪くはないと思いますが、キャッシュバックという目先のエサに釣られて、リスクの高い金融商品に手を出すことは避けるべきです。ネット銀行とネット証券とのタイアップ関係ネット銀行は他の金融機関と提携して、証券や保険などの金融商品の仲介などを行なっています。
経常収支は、貸方・借方それぞれに計上された商品の輸出入やサービスの対価など実体経済にかかわる個々の取引を差し引きして収支を求めたものです。経常収支は、?貿易収支、?サービス収支、?所得収支、?経常移転収支に区分されます。?貿易収支は、商品の輸出入を計上したものです。輸出入企業が税関に報告したデータを集計した通関輸出入統計が基礎資料として用いられますが、次のような調整がなされています。第一に、通関統計では、貨物の通関地点での価額をとらえるため、輸出はFOB建て(船上渡し価格。運賃や保険料など輸出船積以降にかかる費用は含まない建値)、輸入はCIF建て(運賃・保険料込み価格。貨物代金の他に輸入企業に渡るまでの運賃、保険料を含む建値)で計上されています。しかし、国際収支統計では、運賃、保険料はサービスの対価としてサービス取引に計上され、貿易収支は国際的に移動した貨物の価額だけが計上されます。第二に、通関統計では、貨物が税関を通過した時点で機械的に輸出入に計上されますが、国際収支統計の貿易収支は、所有権の移転を原則としていますので人工衛星など通関しない取引も追加されます。また、委託加工のための再輸出入品などは本来所有権の移転はありませんが、所有権移転原則の例外として海外に加工に出す時は輸出、加工されて再輸入された時は輸入に計上されます。?サービス収支には、居住者と非居住者との間で行われるサービス、すなわち役務の対価の受払いが計上されます。
国と国との間で貿易が行なわれるというのは実は不正確で、輸出入をするのは、基本的には国ではなくて企業です。企業にも国籍がありますから、儲けを計算するには、自分の所属する国のおカネで計算しなくてはなりません。そこで、各国の通貨をどんな比率で交換するかが、問題になります。その比率が国際為替レート。カワセを、替為と逆転して書く人がいます。気持ちはわかります。為の字にはサ行の音は予想できても、力行の音はない。替の字については、それと逆ですね。でも、為替が正しい。なぜなら、これは漢文を利用したもので、「替工為ム」。変えさせるという意味なのです。国際取引のためには為替レートを決める必要がある。少なくとも、どう決めればよいかについてのルール(市場まかせにするとか)は決めなければなりません。それに国際取引には貸し借りがつきものですから、そのルールを決めることも必要です。そして国際貸借は、その決済のしかたが問題で、それは国際収支の不均衡の調整のしかたの問題でもあります。