メニュー

サイト基本情報

受験技術の進歩による大学入試の難関化

予備校・塾などによって受験技術も進歩したため、高校の偏差値などに関係なく、あらゆる受験生か有名大学をターゲットとしつつあります。加えて、大学には合格したのに、本命を目指すためにあえて浪人する、といった受験生も増えています。善し悪しは別として、大学のブランドに対するこだわりは、ますます強くなっているのです。以前にも、たしかにこういう受験生、いわゆる「仮面浪人」する人はいました。しかし、いまでは、かれらが、浪人生の10パーセント以上を占めるにいたっているのです。有名大学がいっこうに入りやすくならない要因の一つです。以上のような意味で、大学は入りやすくなったか、と問われれば、「ノー」といわざるをえません。このような傾向に対して、少なくとも、二つの考えかたが成り立ちます。一つは、やさしくなっていることのメリットを活用し、「入りやすい大学に入る」という発想。人生の最終目的が大学に入ることではありませんから、この考えかたは有効です。ただし、「やさしくなっている」といっても、最低基準はクリアしなければなりませんから、そのための受験勉強は、とうぜん必要です。また、残念ながら、日本には、まだ有名大学への学歴重視意識が色濃く残っていますので、そうしたものに対抗できるよう、入学したのちの社会進出に向けた努力が必要です。

学習指導要領の範囲内の難問

新聞記事をよく読んでみることにした。そこには、「百五校の私立のうち90%以上の高校で、学習指導要領をはずれた問題または設問が出されていた」という趣旨のことが書いてあった。この数字にはトリックがある。この文章を読めば、「90%以上の私立高校は、入試問題が難しいんだ」と早とちりする中学生の親子がいても不思議ではない。いや、もっといえば、「学習指導要領を超える難問が90%以上ある」というように理解する人がいると思うが、実は「学習指導要領をはずれた問題または難問を一問でも出す私立高校が、全体の90%あった」にすぎないのである。それに、この90%という数字には、「学習指導要領の範囲内の難問」も含まれていることを見落としてはならない。何を基準にして「難問」というかは、それこそはなはだ難問であり、この数字にはかなり主観的なものが入り込んでいるといわざるを得ない。

受験生の心理は非常にデリケート

大学、高校を問わず、受験校を決める目安を、「すべり止め」「実力相応」「実力より上」と三つのレベルに分けている人が一般的です。この絞り込み方法に間違いはありませんが、わたしは「すべり止め」との考え方には賛成できません。すべり止め校を受験することが悪いのではなく、「すべり止め校という意識を持つことに落とし穴がある」と警告したいのです。これまでに、万を超す受験生を指導してきました。その経験でいえば、「ここは絶対に合格間違いなし」と目されていた「すべり止め校」に失敗したことでパニック状態に陥り、残る受験校もすべて失敗した受験生か少なからずおりました。受験生の心理は非常にデリケートで、ちょっとしたことに動揺しがちです。「絶対に大丈夫」との自信で臨んだ「すべり止め校」に失敗したとなれば、絶望感は計り知れません。なかには自信喪失し、受験どころではない受験生もいます。そんな心理状態の受験生に「平常心を失うな」と忠告し、励ますこと自体が酷な話といえます。


暮らしの情報サイト

Copyright (C) WWW.ARBORWAY.INFO. All Rights Reserved.